米バージニア州、学校でのマスク義務を解除する法案が成立へ

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バージニア州のヤンキン知事が学校でのマスク義務解除の法案に署名する見通しとなった/Win McNamee/Getty Images

バージニア州のヤンキン知事が学校でのマスク義務解除の法案に署名する見通しとなった/Win McNamee/Getty Images

ワシントン(CNN) 米バージニア州で学校でのマスク着用義務を取りやめる法案が議会を通過し、ヤンキン知事(共和党)の署名で成立する見通しとなった。

法案は、学校でのマスク着用を義務付けるルールに子どもを従わせるかどうかを親の判断に任せ、従わせない場合も理由の説明は不要とする内容。

州上院では先週、共和党の全員と民主党議員3人の賛成で可決されていた。下院では14日に採決にかけられ、共和党全員が賛成票を投じた。民主党から賛成に回った議員はいなかった。

ヤンキン氏は下院の採決結果を「親と子どもにとって有意義な一歩だ」と歓迎した。

同氏は就任直後の先月中旬に出した行政命令で、学校でのマスク着用は親が判断できるとし、民主党の前知事が導入していた義務化を事実上停止した。

これに対して州内の学校区や保護者らが差し止めを求める訴えを起こし、州最高裁は州内の7学校区の主張を認める判断を下していた。

米国内では新型コロナの感染者数が減少傾向を示すなか、共和党の州知事らを中心に感染対策のルールを撤廃する動きが目立っている。

一方、米疾病対策センター(CDC)の指針は依然として、学校に出入りする教職員や児童生徒ら全員に対し、ワクチン接種の有無にかかわらずマスクを着用するよう求めている。これに対し、指針を改定する時期が来ているのではないかと指摘する声も上がっている。

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