米旅客機内で客室乗務員に痴漢行為、男に禁錮6カ月

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客室乗務員の臀部(でんぶ)などを触る痴漢行為を働いた男の乗客に禁錮6カ月の判決が下された/Joe Raedle/Getty Images

客室乗務員の臀部(でんぶ)などを触る痴漢行為を働いた男の乗客に禁錮6カ月の判決が下された/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 米フロリダ州の裁判所は30日までに、旅客機内で客室乗務員の臀部(でんぶ)などを触る痴漢行為を働いた男の乗客に禁錮6カ月の判決を下した。

裁判所文書によると、事件はメキシコ・カンクン発、マイアミ国際空港行きの米アメリカン航空1723便内で発生。被告は昨年8月6日の事案で訴追され、同10月に有罪を認めていた。

痴漢行為は、女性の乗務員が被告が就寝中と思い、ひざの上にスナック菓子を置き、振り向いて立ち去ろうとした際に発生。この様子を目撃したともみられる乗客の1人も経緯の詳細を法執行機関に伝えたという。

航空乗客による不祥事や犯罪行為は新型コロナウイルス禍に伴い増えて、深刻な問題となっている。米連邦航空局(FAA)によると、米航空会社の機内で昨年報告されたこの種の行為は約6000件と過去最悪を記録した。

1995年から2020年にかけ調査対象となった迷惑行為などは平均で年間182件だったが、昨年には1081件に急増。平均の件数から494%増ともなっていた。

FAAは昨年1月、規則違反の行為を犯した航空乗客は一切容認しない対策を打ち出し、警告などにとどめる従来の手法を省き多額の罰金や禁錮刑を直接科す方針に転じた。FAAは刑事事案の訴追権限がないため米連邦捜査局(FBI)に協力を求めている。

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