米大統領選のトランプ陣営、7州で偽の選挙人の選定画策 ジュリアーニ氏が主導

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選挙人投票の結果の認証作業を行う当時のペンス副大統領(左)/J. SCOTT APPLEWHITE/AFP/POOL/Getty Images

選挙人投票の結果の認証作業を行う当時のペンス副大統領(左)/J. SCOTT APPLEWHITE/AFP/POOL/Getty Images

事情に詳しい情報筋がCNNに明かしたところによると、昨年1月6日の連邦議会で選挙人投票の結果を認証する立場にあった当時のペンス副大統領は、「選挙人の入れ替え」の可能性を懸念していた。ペンス氏のチームは同氏が認証手続きで読み上げる名前を実際に口に出し、正当な選挙人のみが認証されていることを確認したという。

前出のマドック氏をはじめ、今回の計画に参加した人々の多くは自分たちの行動を支持し、大統領選の結果が不正により盗まれたものだとする虚偽の主張を依然として展開している。

マドック氏はミシガン州の選挙人に名を連ねただけでなく、複数のバスを手配して共和党の活動家を首都ワシントンへ送り込み、昨年1月6日前後の抗議デモに加わらせていた。同日の連邦議会議事堂への行進には自らも参加している。

ミシガン州のネッセル司法長官(民主党)は先週、MSNBCの取材に答え、トランプ氏支持の選挙人らが署名した虚偽の証明書について、州法の下では明らかに公文書の偽造や選挙法の違反に当たるとの見解を示した。

マドック氏を含め、これまでのところ計画に関連するいかなる罪でも起訴された人物はいない。

米議会襲撃事件を調査する下院特別委員会の委員長を務めるベニー・トンプソン下院議員は20日、これらの偽の選挙人選定をめぐって当時のトランプ政権による広範な共謀もしくは関与があったのかどうかを検証していると明らかにした。

またバイデン大統領は19日の会見で、偽の選挙人を選定する計画を非難。21世紀の米国で起きることとは思えないとの認識を示した。

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