NY市、屋内活動のワクチン接種証明を義務化 違反で罰金も

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ブロードウェーの劇場に入場する前にワクチン接種カードなどを確認する様子=8月4日/Caitlin Ochs/Reuters

ブロードウェーの劇場に入場する前にワクチン接種カードなどを確認する様子=8月4日/Caitlin Ochs/Reuters

(CNN) 米ニューヨーク市で13日、屋内での活動に新型コロナウイルスワクチンの接種証明を義務付けるワクチンパスポート制度「キー・トゥ・ニューヨーク」が施行された。

同氏は経済活動再開の一環として、先月17日から12歳以上の市民に対し、レストランやジム、映画館などの娯楽施設に入る際、ワクチンを少なくとも1回打った証明書の提示を義務付けていた。

このルールが13日から正式に施行され、各店舗などはスタッフと客のワクチン接種状況をチェックすることが義務付けられた。違反した店舗には罰金が科される。証明書には米疾病対策センター(CDC)が発行する予防接種カード、州が導入した接種証明アプリ「エクセルシオール・パス」、市のワクチン接種記録やアプリが含まれる。

デブラシオ市長が先週語ったところによると、今後はニューヨーク市の消防局など13機関から派遣された調査員が各店舗に出向き、証明提示の手順が守られているかどうかを見回るという。

同市は「アメとムチ」の戦略で、住民にワクチン接種を呼び掛けてきた。1回目の接種を受けた人に100ドル(約1万1000円)分のデビットカードを配るという「アメ」に対し、キー・トゥ・ニューヨークは「ムチ」と位置付けられる。

13日には市内の公立学校でもマスクとワクチンを義務付けた新学期が始まり、多くの市職員が職場へ復帰した。デブラシオ氏は「私たちが待ち望んでいた日だ。転換の日として歴史に残るだろう」と述べた。

市内の新規感染者数や検査での陽性率は、8月末をピークに減少に転じている。ワクチンは成人の79%が少なくとも1回目の接種を済ませたが、依然として未接種グループ内の感染拡大が懸念されている。

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