ワクチン未接種で感染の父親、病床からメッセージ 一時は死の覚悟も

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ワクチン未接種を「後悔」、病床から動画を投稿 米男性

(CNN) 新型コロナウイルス感染症で米バージニア州の病院に入院中の男性が、フェイスブックに動画を投稿し、一時は死を覚悟したという病状を報告している。ワクチンを打っていなかったことを深く後悔していると語った。

トラビス・キャンベルさんは先月末から、同州ブリストルの病院に入院している。4日に投稿した動画では「ワクチンを打たないのは大間違いだったと、今は分かる」と話した。

先月投稿した最初の動画では病状を途切れなく説明していたが、同31日には息が切れ、一度に2~3語しか出なくなった。今月3日には死を覚悟するほどの容体に陥ったという。

4日の動画では、3日夜に息子(14)に電話をかけ、娘(19)の結婚式に自分がいなかったら代わりにバージンロードを歩いてほしいと頼んだことを明かした。

トラビスさんはその後、危険な状態を脱したとみられるが、5日夜にCNNがインタビューした時点でも息苦しそうに言葉を区切っていた。

本人と妻のケリーさんがインタビューで語ったところによると、キャンベル一家ではケリーさんや子どもたちがそろって新型ウイルスに感染したが、1人がせきや発熱を訴えたほかは重い症状のないまま回復した。農村部暮らしで感染リスクが小さいと感じていたこともあり、一家はワクチン接種を受けなかった。

トラビスさんはインタビューで「息ができない」「ワクチンを打つべきだった」と話した。

翌朝のインタビューではさらに少し長く話せるようになり、回復に自信をのぞかせながら「ワクチンはとても重要」と強調した。

米疾病対策センター(CDC)は国民に、感染経験の有無にかかわらずワクチンを受けるよう呼び掛けている。

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