レバノン首都で爆発 トランプ氏は「攻撃」を示唆、国防当局者は否定

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レバノン首都での爆発について、トランプ氏が「恐ろしい攻撃」との見方を示唆した/Alex Brandon/AP

レバノン首都での爆発について、トランプ氏が「恐ろしい攻撃」との見方を示唆した/Alex Brandon/AP

(CNN) 中東レバノンの首都ベイルートで大規模な爆発が起きたことを受けて、米国のトランプ大統領は「恐ろしい攻撃」を示唆したが、米国防総省の当局者3人はCNNの取材に対し、攻撃を示唆するものはないとの見方を示した。

レバノンで4日に大規模な爆発が起きたことを受けて、トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、弔意を示すとともにレバノンの人々への支援に言及した。トランプ氏はまた、「恐ろしい攻撃」とも述べた。

ベイルートの港湾地区で起きた爆発では、倉庫に推計2750トンの硝酸アンモニウムが保管されていた。4日夜時点で、報道によれば少なくとも78人が死亡し、4000人が負傷した。

自由に発言できるという理由から匿名で語った国防当局者らは、トランプ氏の発言について知らないと述べた。

当局者の1人は、もし誰かが当該の地域でこのような規模のことを引き起こすことが示唆されていれば、たとえ報復攻撃に対する懸念だけであったとしても、同地の米軍の部隊や資源に対する保護が自動的に増強されることにつながると述べた。この当局者によれば、これまでのところ、そうしたことは起きていないという。

爆発の原因については報道で情報が錯そうしている。当初は港の近くの爆竹の倉庫で大規模な火災があったとされていた。治安当局の責任者はその後、押収された爆発しやすい物質が原因としたが、詳細については明らかにしなかった。

レバノン当局は今回の爆発について攻撃とは呼んでいない。

米国務省当局者によれば、トランプ氏の発言の後、レバノン当局は、現時点で米外交筋が「攻撃」という言葉を使うことについて懸念を表明したという。

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