女性兵士、米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」に加入へ 史上初

米陸軍の精鋭部隊「グリーンベレー」に史上初めて女性兵士が加入/Mark Wilson/Getty Images

米陸軍の精鋭部隊「グリーンベレー」に史上初めて女性兵士が加入/Mark Wilson/Getty Images

(CNN) 米陸軍は11日までに、女性兵士1人が特殊部隊員養成のための訓練を修了し、陸軍屈指の精鋭部隊「グリーンベレー」に加わると明らかにした。

陸軍によると、女性兵士は9日、「新型コロナウイルス感染症に対応した修了式」に参加した。陸軍は将来の任務に備えて身元を守る目的から、特殊部隊員の氏名を公表していない。

陸軍特殊作戦コマンドのフランシス・ボーデット司令官(中将)は式典での演説で、修了生のことを「グリーンベレーの男女」と形容。1950年代に特殊部隊が正式発足して以来、「男女」の表現が当てはまる部隊になったのは初めてのことだ。

ボーデット氏は修了生を前に、「前提に挑戦して障壁を打破し、固定観念を打ち砕いて革新を成し遂げ、不可能を実現してほしい」と語りかけた。

グリーンベレーは男性のみで構成される陸軍最後の部隊のひとつ。米軍では独立戦争時から女性が役割を担っていたが、すべての戦闘任務の門戸が女性に開かれるには2016年までかかった。16年の決定には反発の声も上がり、特に海兵隊は、男女混成の集団よりも全員男性の部隊の方が有効との研究結果を発表している。

特殊部隊の訓練を修了する女性は今回が初めてではない。1980年には女性大尉が訓練修了を許可されず、翌年に差別の申し立てを行った結果、修了証書を授与されるという事例があった。この女性はグリーンベレーの一員になることはなかったものの、米誌ニューヨーク・タイムズ・マガジンによると、2013年の退役まで特殊部隊に在籍したという。

陸軍特殊部隊は同軍きっての「非正規戦」の専門集団とみなされており、テロ活動や国外の反乱に対応する目的で派遣されることも多い。

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