米海軍、南シナ海に空母2隻派遣 軍事演習に参加

米海軍が「ロナルド・レーガン」など空母2隻を南シナ海に派遣する/Anthony Kwan/Bloomberg via Getty Images

米海軍が「ロナルド・レーガン」など空母2隻を南シナ海に派遣する/Anthony Kwan/Bloomberg via Getty Images

(CNN) 米海軍は4日までに、空母2隻と複数の随伴艦を近く南シナ海に派遣し、軍事演習に参加させる方針を明らかにした。

第7艦隊の報道官によると、派遣されるのは空母「ニミッツ」と「ロナルド・レーガン」を中心とする2つの空母打撃群。「フィリピン海と南シナ海に2つの空母打撃群を展開することで、部隊にとっては高度な訓練の機会となり、戦闘司令官としても、地域情勢に応じて部隊に出動要請が出た場合に備え、大きな作戦上の柔軟性を確保できる」としている。

報道官は空母2隻の派遣について、「いかなる政治情勢や世界情勢に対応した動きでもない」と説明。インド太平洋地域の安全と安定、繁栄を促進する米海軍の施策の一環だと述べた。

演習自体は以前から計画されていたものだが、中国は現在、領有権争いが続くパラセル諸島に近い海域で演習を実施中で、米国などから批判が出ている。

ポンペオ米国務長官は3日、ツイッターで「米国と東南アジアの友好国の認識は一致している。中華人民共和国による南シナ海の係争海域での演習は非常に挑発的だ」と述べ、中国の領有権主張に反対する姿勢を示した。

国防総省の2日の声明では、中国の軍事演習について「南シナ海で違法な海洋権益を主張し、東南アジアの近隣諸国を不利な状況に追い込もうとする長年の行動の一環」と批判している。

パラセル諸島をめぐっては、中国とベトナム、台湾が領有権を主張。米国もかねて、中国が兵器配備や施設建造を通じて南シナ海の軍事拠点化を進めていると指摘してきた。

米海軍はこの海域で定期的に活動しているものの、原子力空母2隻を同時展開することは、示威行動として大きな意味を持つ。香港問題などをめぐり米中関係の緊張が高まる中での動きでもある。

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