米ホワイトハウス、弾劾公聴会を欠席へ 議会に書簡送付

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トランプ大統領/Evan Vucci/AP

トランプ大統領/Evan Vucci/AP

(CNN) 米ホワイトハウスは6日、下院による弾劾(だんがい)調査を「全く根拠がない」「無謀な権力乱用」と批判する書簡を司法委員会に送付した。下院民主党はホワイトハウスに対し、6日までに弾劾公聴会への出欠を回答するよう求めていたが、実質的に不参加を表明した形となった。

書簡はホワイトハウスのシポローニ顧問が下院司法委員会のナドラー委員長に送付した。

シポローニ顧問はこの中で「弾劾調査は全く根拠がなく、適正手続きと基本的公正さの根本原理に反している」と指摘。「弾劾条項の採択は下院民主党による無謀な権力乱用に当たり、米国史上最も不当で党派色の強い、違憲な弾劾の試みとなるだろう」とした。

ホワイトハウスは書簡で公聴会への不参加を明言しているわけではないが、政権高官によると、実質的には欠席を伝える内容だという。

ホワイトハウスが不参加を決定したことで、下院でのクリスマス前の弾劾採決に向けた障害が一つ取り除かれた形になった。9日の公聴会では2委員会による証拠の提示が行われる予定で、司法委員会は来週末にも弾劾条項を審議、承認する可能性がある。

大統領の弁護団は既に、司法委員会の初回公聴会への参加を拒否しており、この日のホワイトハウスの書簡に意外性はなかった。シポローニ氏は書簡の末尾でトランプ氏の今週のツイートを引用し「私を弾劾するなら今すぐやってほしい。そうすれば上院で公正な裁判を受けられ、我が国は本来の仕事に戻れる」としている。

「ウクライナ疑惑」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]