「呪いは本物」、カトリック校がハリポタ小説を撤去 米テネシー州

作中の「呪い」は本物? 米カトリック校がハリー・ポッターを図書館から撤去/Peter Macdiarmid/Getty Images Europe/Getty Images

作中の「呪い」は本物? 米カトリック校がハリー・ポッターを図書館から撤去/Peter Macdiarmid/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) 米テネシー州ナッシュビルにあるカトリック系の学校が、「ハリー・ポッター」のシリーズ小説について、同書に描かれた呪いは本物だという神父の判断に基づき図書館から撤去した。

ハリー・ポッターを撤去したのはローマカトリック系小中一貫校の聖エドワード・カトリック・スクール。同校のダン・リーヒル神父は8月28日に教職員宛てに送った電子メールの中で、図書館からシリーズ小説を撤去した理由について、こう説明していた。

「同書では善と悪の両方として魔法を描いています。しかしそれは真実ではありません」「同書で使われる呪いや呪文は本物の呪いと呪文です。それが人に読まれれば、その文字を読んでいる人の存在の中に悪霊が呼び起こされる危険があります」

リーヒル神父は悪魔払いを行う司祭に相談し、カトリック教会の教えについても調べた結果、今回の判断に至ったとしている。

この判断が物議をかもしたことを受け、同校が所属するローマカトリック教会のナッシュビル教区は同校の教職員に電子メールを送り、今回の措置が「望ましくない注目」を浴びたとして遺憾を表明。同校でハリー・ポッターが禁止されたわけではなく、児童や生徒が校内で同書を読むこともできると強調した。

さらに、ハリー・ポッターの撤去は図書館を別の場所に移設するプロジェクトの一環だったと説明している。

ハリー・ポッターを巡っては、1997年に小説が出版されて以来、神秘主義やオカルトなどのテーマがキリスト教やイスラム教の教えに反すると主張する声が上がり、国際的な論争を巻き起こした。2006年には米図書館協会がまとめた21世紀で最もクレームの多い書籍ランキングで筆頭に立った。

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