トランプ大統領、移民当局を擁護 不法移民一斉摘発で

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米国のトランプ大統領。先ごろ行われたミシシッピ州での一斉摘発について、不法移民に対する「抑止」になるのではないかとの見方を示した/Chip Somodevilla/Getty Images

米国のトランプ大統領。先ごろ行われたミシシッピ州での一斉摘発について、不法移民に対する「抑止」になるのではないかとの見方を示した/Chip Somodevilla/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は9日、ミシシッピ州で最近実施された不法移民の一斉摘発に触れ、移民・税関捜査局(ICE)による大規模強制捜査や、拘束者の子どもへの対応を擁護する姿勢を示した。

トランプ氏はホワイトハウスで記者団から、両親が拘束された子どもへの対応としてもっと良い策がなかった理由を問われ、摘発作戦では誰にも知らせずに現場に乗り込む必要があると説明。「さもないと現場に踏み込んだ時には誰もいなくなっているだろう」と述べた。

さらに「主眼は合法的な入国を望む国外の人を受け入れることだ」とした上で、メキシコによる米不法入国阻止の取り組みを称賛し、「これを続けてもらいたい」と付け加えた。

7日にミシシッピ州の食品加工工場7カ所で行われた一斉摘発では、不法移民少なくとも680人が拘束された。ICE報道官は声明で、8日までに300人以上が釈放されたとしている。同州南部地区の連邦検察はこの摘発について、記者団に「1州における移民摘発作戦としては米国史上最大の規模とみられている」と説明した。

現場の画像や動画には、幼い子どもを含む拘束者の家族がショックを受ける様子が捉えられている。

トランプ氏は今回の摘発について、不法移民への「とても良い抑止」になると主張。「米国に不法入国すれば退去する結果になると知ってほしい」「今週の出来事を見れば、米国に居続けることはできないと分かる」と述べた。

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