米海兵隊員16人を逮捕、密入国や麻薬犯罪に関与した疑い

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不法移民の密入国などに関わった疑いがあるとして米海兵隊員16人が逮捕された/AFP/Getty Images

不法移民の密入国などに関わった疑いがあるとして米海兵隊員16人が逮捕された/AFP/Getty Images

ワシントン(CNN) 米当局は25日、不法移民の密入国や麻薬関連犯罪などの不法行為にかかわった疑いで海兵隊の隊員16人を逮捕した。海兵隊が声明で明らかにした。

16人は同日、米カリフォルニア州のキャンプ・ペンドルトン基地で逮捕された。海兵隊は、不法移民の密入国事件に関する捜査で明らかになった情報に基づく逮捕だったと説明。逮捕または拘束された隊員はいずれも、米南西部の国境警備を支援する任務にはかかわっていなかったとしている。

また、今回の逮捕とは無関係の麻薬犯罪に関与した疑いがあるとして、別の隊員8人が事情聴取を受けていることも明らかにした。

米国では今月に入り、キャンプ・ペンドルトン所属の海兵隊員2人が、金銭目当てで不法移民を米国に入国させたとして起訴されていた。米当局者によれば、25日の逮捕はこの事件に関連しているという。

バイロン・ロー、デービッド・サラザールキンテロの両容疑者は、カリフォルニア州とメキシコを隔てるテカテ国境検問所から約32キロの地点で国境警備隊に車を停められた。

後部座席に乗っていた3人はメキシコ国籍で、入国管理書類は所持しておらず、米国への入国は許可されていなかったとされる。3人は米国に密入国させてもらう手はずになっていて、ロー容疑者の車に乗るよう携帯電話で指示されたと証言。米国への入国と引き換えに8000ドルを支払う予定だったと話していた。

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