米バージニア州銃乱射 FBIが現場を捜査、動機は依然不明

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現場に派遣された捜査官ら。FBIが証拠集めなどを進めている/L. Todd Spencer/The Virginian-Pilot/AP

現場に派遣された捜査官ら。FBIが証拠集めなどを進めている/L. Todd Spencer/The Virginian-Pilot/AP

(CNN) 米バージニア州バージニアビーチの市庁舎で職員の男が銃を乱射した事件で、現場には翌日、連邦捜査局(FBI)のチームが出動し、証拠収集などを進めた。

FBIは現場に40人のチームを送り込んだ。現場周辺には州警察が配置されて警戒に当たっている。

デワイン・クラドック容疑者(40)は31日、車の中で1人を撃った後、庁舎内に入って1~3階で銃を乱射した。

市幹部によると、死者12人のうち11人が市職員で、中には勤続41年のベテランもいた。もう1人は市の取引業者だった。病院関係者によると、負傷者4人のうち3人は重体だという。

調べによると、同容疑者は15年ほど前から市の公共施設部門に勤務していた技師で、数年前から市内の道路工事に関する連絡窓口として広報に名前が出ていた。ほかの職員らと同様、庁舎への立ち入り許可証を持っていた。

現場からは、2016年と18年に合法的に購入された45口径のけん銃2丁が見つかった。1丁には消音機が取り付けられ、装弾数を増やすための拡張マガジンも複数発見された。ライフル銃1丁が見つかったとの情報もある。捜査チームはさらに、容疑者の自宅でも武器を発見した。

犯行の動機は依然として不明。数年前からの同僚は犯行当日、容疑者がいつも通りに洗面所で歯磨きしているのを見かけてあいさつを交わしたと話す。物静かなタイプで、この日は週末の予定を尋ねると特にないとの答えが返ってきたという。

捜査状況を知る州当局の情報筋はCNNに、容疑者が職場に不満を持っていたと述べた。容疑者の両親はCNNの取材に対し、職場でのトラブルには気付かなかったと話した。

市当局は6日夜に追悼の集いを予定している。

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