米カリフォルニア州火災、死者44人に 100人が行方不明に

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(CNN) 米カリフォルニア州のパラダイス市周辺で出火した火災「キャンプファイア」で12日、新たに13人分の遺体が見つかり、この火災による死者の数は42人となった。ビュート郡の保安官によれば、これは州の歴史でも最悪の水準の死者数だという。消火活動が続く中で、死者の数は増えており、州全体の死者数は44人に達した。

カリフォルニア州当局によれば、約100人の行方が分かっていない。このため、犠牲者の数が増加する恐れもある。

別の火災「ウールジーファイア」では強風のなか、消火作業が続いている。

一部の地域では、復旧作業が始まっているところも出ている。ただ、住民が戻るのは全焼した家屋で、周囲には車両や建物の残骸が散乱している。トランプ大統領は12日、「大規模災害」の宣言に対する要請を了承した。これにより、カリフォルニア州には連邦政府からの物資などが提供される。

CNNの気象の専門家によれば、カリフォルニア州南部では13日までに1300万人が火災による危機的な状況に陥っている。危険にさらされている地域は、ロサンゼルスやロングビーチ、サンタアナ、アナハイム、グレンデールなど。

キャンプファイアによって被害を受けた建物は6700軒超と、カリフォルニア州史上で最も多くの被害が出ている。

「キャンプ」「ウールジー」「ヒル」の3つの火災の消火活動にあたる消防隊員の数は8000人を超えている。

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