米加州で銃撃、5人死亡 容疑者は自殺
(CNN) 米当局は13日、カリフォルニア州で男が銃を発砲し、5人を殺害したと発表した。男はその後自殺した。家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス、DV)が絡んだ事件とみられる。
地元の保安官事務所によると銃撃は12日、同州ベーカーズフィールドに近い3カ所で40分足らずの間に相次いで発生した。容疑者は54歳の男で、駆け付けた保安官代理と対峙(たいじ)した際に自殺した。
警察は容疑者と被害者との関係を調べている。被害者の1人は45歳の女性で、4カ月ほど前に容疑者との間で離婚の手続きを始めていた。
2人は12日の午後5時15分に運送会社を訪れ、従業員の1人と会った。容疑者は50口径の拳銃でこの従業員を、次いで女性を撃った。さらに建物から逃げ出した別の男性を車で追いかけ、近くの狩猟用具店の前で銃撃した。
この後容疑者は近くの住宅に向かい、57歳の男性と31歳の娘を殺害した。住宅を出て別の親子の乗った車を奪って逃走したが、幹線道路の近くで保安官代理と対峙すると、自らの腹部を撃って死亡した。
容疑者の動機は明らかとなっていないが、離婚手続き中だった夫婦と運送会社の間に何らかのつながりがあったとみられる。銃撃は計画されたものだったと保安官事務所ではみている。