米政権、牧師釈放に向けたトルコの申し出を拒否 米紙報道

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トランプ政権がトルコからの申し出を断っていたと報じられた/Alex Wong/Getty Images

トランプ政権がトルコからの申し出を断っていたと報じられた/Alex Wong/Getty Images

(CNN) トルコで拘束された米国人牧師の釈放を求めている米政権は、「トルコの銀行に対する巨額の罰金が免除されれば牧師を釈放する」と提案したトルコ側の申し出を拒否したことが分かった。

19日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルが、米政権高官の話として伝えた。

米国人牧師のアンドルー・ブランソン氏はトルコで起きたクーデター未遂に加担したとして、2016年から拘束されている。

同高官によると、米国はトルコ側に対し、まずブランソン氏が釈放されない限り、そのほかの問題は検討できないと答えた。

同高官はさらに、トルコは北大西洋条約機構(NATO)の加盟国だと指摘。「真のNATO同盟国なら、そもそもブランソン氏を拘束することはなかったはずだ」と主張した。

ウォールストリート・ジャーナルによれば、米国はトルコに対し、週内にも新たな制裁を科す可能性がある。ムニューシン米財務長官は16日、同氏が釈放されなければ追加制裁を辞さないと警告した。

トルコでは15日に下級裁判所、17日に上級裁判所がそれぞれブランソン氏釈放の請求を退けている。同氏をめぐる攻防などで米国との関係が極度に悪化し、トルコ通貨は暴落している。

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