トランプ米政権、幹部職員にアフリカ系はゼロ

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ホワイトハウスの幹部職員48人の中にアフリカ系が1人も含まれていないことがわかった/Kevin Dietsch/Pool/Getty Images

ホワイトハウスの幹部職員48人の中にアフリカ系が1人も含まれていないことがわかった/Kevin Dietsch/Pool/Getty Images

(CNN) トランプ米政権が擁するホワイトハウスの幹部職員の中にアフリカ系(黒人)が1人もふくまれていないことが14日までにわかった。CNNが幹部職員48人について調査したところ、ラテン系やアジア系、アラブ系の幹部職員が散見されただけだった。

トランプ大統領は大多数が白人の幹部職員から提言を受けていることになる。

こうした多様性の欠如については、長期間にわたってトランプ氏のアドバイザー役を務めたオマロサ・マニゴールト・ニューマン氏が新著を発表したことで再び注目を集めるようになった。マニゴールト・ニューマン氏はトランプ政権の幹部職員の中では唯一のアフリカ系だった人物だが、約8カ月前に退任していた。マニゴールト・ニューマン氏は新著の中でトランプ政権時代について言及している。

トランプ氏はこれ以降、大統領補佐官や大統領次席補佐官の職にアフリカ系の人物を指名していない。

マニゴールト・ニューマン氏は昨年12月に解雇されるまで大統領補佐官などの役職についていた。当時、ホワイトハウスでは唯一のアフリカ系の幹部職員で、年収は約18万ドルとホワイトハウス職員の中でも高給取りだった。

マニゴールト・ニューマン氏はNBCの番組の中で、自分が唯一のアフリカ系のスタッフだったと振り返り、それ以降は大統領補佐官に新しく指名されたアフリカ系はいないと指摘。「これが意味するのは、我々なしに、我々に関する決断がなされているということだ」と述べた。

ホワイトハウスは声明で、トランプ政権の職員は「全ての米国人のための結果について集中している」と指摘。「大統領は自身の政策を実行するために雇用を行い、職員はさまざまな人種、ジェンダー、宗教、バックグラウンドを持っている。この政権は全ての米国人ための結果について集中している。そして、それを行っている」と述べた。

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