行方不明男児は「宗教儀式」で死亡か 米ニューメキシコの施設

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儀式で死亡したとされる男児の父親(左)/Morgan Lee/AP

儀式で死亡したとされる男児の父親(左)/Morgan Lee/AP

ニューメキシコ州タオス(CNN) 行方不明の男児を捜索していた米当局がニューメキシコ州タオス近郊の施設で栄養失調状態の子ども11人を発見し、大人5人を逮捕した事件で、検察は13日、この男児が悪魔をはらうための「宗教儀式」で死亡したとの見方を示した。

事件では、行方不明になっていた3歳の男児の父親とその姉妹2人、現在の妻ら計5人が児童虐待の罪で起訴された。被告らは全員無罪を主張している。

検察が13日の予審で、救出された子どもたちからの情報として語ったところによると、悪魔払いの儀式は父親の妻が主導した。男児の体は何度も洗われてからシーツに包まれ、施設の敷地内に埋められたという。

男児の母親がCNNに語ったところによると、男児はけいれんを繰り返し、常に看護が必要な状態だった。捜査当局によれば、父親は昨年10月にサウジアラビアを訪れてから、男児への投薬をやめて悪魔払いを受けさせたいと話していた。

警察は父親が男児を拉致したとみて、昨年末に父親を指名手配し、男児の行方を捜していた。施設の敷地内から幼い子ども1人の遺体が見つかったが、身元は判明していない。

検察は父親らがこの施設で子どもたちに学校銃撃の訓練を施していたとも主張したが、被告の弁護士らはこれを否定している。

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