米共和党マケイン議員、上院に復帰 オバマケア代替案採決へ

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脳腫瘍と診断され静養中だったマケイン氏が上院に復帰する

脳腫瘍と診断され静養中だったマケイン氏が上院に復帰する

(CNN) 脳腫瘍(しゅよう)と診断され手術を受けていた米共和党の大物上院議員ジョン・マケイン氏(80)の事務所は24日夜、同氏が25日にも上院に復帰する見通しであることを明らかにした。同日行われる医療保険制度改革法(オバマケア)の代替法案の採決に臨むとみられる。

事務所は声明で「マケイン上院議員は明日の上院への復帰を心待ちにしている。医療保険制度改革や国防授権法案、ロシア、イラン、北朝鮮への追加制裁といった重要法案に引き続き取り組んでいく」と述べた。

マケイン氏は今月、アリゾナ州フェニックスの病院で血栓の摘出手術を受け、悪性の脳腫瘍と診断された。その後は州内にある自宅で静養していた。

上院でのオバマケア代替法案の審議入りには50票以上の賛成が必要となる。マケイン氏は賛成票を投じるとみられるが、共和党の上院議員52人のうち不支持に回るのが2人以内にとどまるかどうかは不透明だ。

24日夜の時点で、ケンタッキー州のランド・ポール議員やアラスカ州のリサ・マーカウスキー議員ら複数の議員が依然として態度を留保。仮に審議入りが決まったとしても、法案成立に向けたその後の道筋について、共和党指導部から具体的な説明は示されていない。

一方でマケイン氏は、2018会計年度の国防授権法案可決に向けた審議を積極的に主導するとみられる。同法案はマケイン氏自ら委員長を務める上院軍事委員会で可決し、先ごろ下院での審議を通過していた。

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