アラスカの火山が再び噴火、航空機に警戒情報

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近くの島から撮影されたボゴスロフ火山の噴煙

近くの島から撮影されたボゴスロフ火山の噴煙

(CNN) アラスカのボゴスロフ火山は10日までに再び噴火し、噴煙が約9000メートルの高さに達した。同火山は昨年末から活動が活発化している。今回の噴火を受け、航空機向けの警戒レベルが最も高い「赤」へと引き上げられた。

アラスカ火山観測所によると、噴火は8日に発生。アリューシャン列島一帯に火山灰が降灰した。

ボゴスロフ火山はまだ高度に不安定な状態が続いていて予測できない状況にあり、高高度の噴煙を伴う再度の噴火がいつ起きてもおかしくない状態だという。

アジア各地から北米へ向かう便の多くは同火山の上空を通過する。米地質調査所によると、火山灰には研磨作用があり、ジェットエンジンの熱で溶ければエンジンに不具合が起きる可能性もある。

同火山では昨年12月から火山活動が活発化。今年5月にも大規模噴火で航空機に対する警戒レベルが一時的に引き上げられたが、その後は一段階低い「オレンジ」に戻っていた。

火山の噴火で噴煙が発生した場合、航空機は回避するか噴煙の上空を飛行するよう指示される。場合によっては飛行できなくなることもあり、2010年にアイスランドの火山が噴火した際は、欧州各地で6日間にわたって便の欠航が相次いだ。

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