入国禁止令、サンフランシスコ高裁も差し止め支持

2017.06.13 Tue posted at 11:30 JST

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(CNN) トランプ米大統領がイスラム圏6カ国からの入国を禁止するとした大統領令をめぐり、サンフランシスコ連邦高裁は12日、執行差し止めを支持する判断を下した。

判事らはトランプ氏が大統領としての権限を逸脱したとの見方を示し、「移民問題はワンマンショーではない」と断じた。

判断の根拠として、トランプ氏が5日、ロンドンでのテロ事件を受けてツイッターに「一部の危険な国家に対する入国禁止令が必要だ」書き込んだことなどを挙げ、「危険なのは禁止対象となる個人ではなく国家だと、大統領自身が認めている」と指摘した。

トランプ政権は当初、イスラム圏7カ国からの渡航者の入国を禁止する大統領令を出したが、サンフランシスコ高裁は2月に差し止め支持の判断を下した。これを受けて3月、禁止対象国からイラクを外し、米永住権(グリーンカード)を持つ人も対象外とするなどの修正を加えた新大統領令が発表された。

この新大統領令に対し、ハワイ州のホノルル連邦地裁が同月、違憲の可能性を指摘して一時差し止めを命じた。サンフランシスコ高裁では、この命令をめぐる控訴審が開かれていた。

同高裁の判断に先立ち、バージニア州のリッチモンド連邦高裁も先月、新大統領令の差し止めを支持した。政権側はすでに最高裁に上訴している。

ホワイトハウスのスパイサー大統領報道官は12日、サンフランシスコ高裁の判断を精査しているとしたうえで、大統領令の合憲性を改めて主張。「最終的には最高裁で認められるだろう」と述べた。

セッションズ司法長官も大統領令への支持を改めて表明した。2001年の米同時多発テロに言及し、「米国は日々テロリストに脅かされている」と強調した。

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