オバマ米大統領、広島訪問で「核なき世界」に言及か

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被爆地である広島を訪問予定のオバマ米大統領

被爆地である広島を訪問予定のオバマ米大統領

ワシントン(CNN) ホワイトハウスは10日、オバマ米大統領が米国によって原子爆弾を投下された広島の被爆地を訪れることを明らかにした。現地では「核兵器のない世界」の実現に向けた取り組みについて言及するとみられる。

オバマ大統領の広島訪問は、三重県の伊勢志摩で行われる主要7カ国首脳会議(G7サミット)後の5月27日に予定されている。安倍晋三首相も同行し、爆心地に近い平和記念公園を訪れる。現職の米国の大統領が同市を訪れるのは初めて。

ベン・ローズ大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)がブログサイトの「ミディアム」上で明らかにしたところによると、オバマ大統領は広島滞在中、自らの中心的信条である核兵器の不拡散について見解を述べる見通しだという。

同大統領が掲げる核軍縮の方針には反対論もある。今秋の米大統領選に向け共和党からの指名を確実にした実業家のドナルド・トランプ氏は、北朝鮮の軍事的脅威に直面する日本や韓国に対して、自衛のための核武装を検討すべきだとの認識を示している。

第2次世界大戦末期の1945年、米国は8月6日に広島、9日に長崎へ相次いで原爆を投下した。オバマ大統領と側近らは広島や長崎への公式訪問について長く議論を重ねてきたが、過去3度の訪日時には被爆地への訪問はいずれも実現していなかった。

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