米当局、ISIS参加を企てた元空軍兵を起訴

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ISIS参加を企てた元空軍兵を起訴

(CNN) 米司法当局は17日、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に参加する目的でシリアへ向かう途中、トルコ当局に見つかって送還された元米空軍兵を起訴したと発表した。

起訴状などによると、テイロッド・ネイサン・ウェブスター・ピュー被告(47)は今年1月10日、シリア行きを企ててエジプトから空路トルコへ向かったが入国を拒否され、エジプトへ送還された。

エジプトで身柄を拘束されて、データ消去などの細工をした電子機器を持っていたことが判明。さらに米国へ引き渡され、同16日に帰国と同時に逮捕された。

米連邦捜査局(FBI)が押収したノート型パソコンには、トルコ・シリア国境についての情報やISISの宣伝ビデオを検索したり、ISISが人質を殺害した場面の映像をダウンロードしたりした形跡があったという。

また、1月に妻にあてて書いたとみられる手紙も見つかった。「私は聖戦士だ」「神に与えられた才能と技能をISISの確立、防衛のために使う」などと書かれていた。

ピュー被告は今週、テロ組織に物質的支援を提供した罪と司法妨害の罪で起訴された。18日にはニューヨークの連邦裁判所で罪状認否に臨む。担当弁護士によれば無罪を主張する見通しだ。有罪となれば、禁錮35年の刑を言い渡される可能性がある。

被告は1986年から90年にかけ、空軍で航空機整備に携わっていた。近年は民間の航空整備士として中東で働いていたが、トルコへ向かう数週間前に解雇されたという。

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