受刑者の食事はパンと水のみ、国旗侮辱で米保安官

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保安官のジョー・アルパイオ氏=KPHO提供

保安官のジョー・アルパイオ氏=KPHO提供

朝鮮戦争の従軍歴も持つアルパイオ保安官が管轄内に抱える刑務所の服役者は約8000人。同氏はアリゾナ州フェニックス地区を管轄し、2012年11月に6期目の当選を果たしていた。

ただ、服役者に対する厳しい処遇などは過去に賛否両論の論争を招いてきた。男性服役者に対しピンク色の下着を配給したり、税金の節約として刑務所の食卓から塩とこしょうを排除したりしたこともある。

この中でマリコパ郡行政当局は今月、同保安官による人種差別的な捜査手法で少なくとも2200万ドル(約22億4000万円)の出費を強いられると指摘。昨年5月には裁判所がアルパイオ氏率いる保安官事務所は交通違反や移民関連捜査でラティーノ(ヒスパニック)に対象を絞っているとの判断を示していた。

同氏は人種差別行為や公民権違反を否定し、裁判所判断には控訴している。

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