米ヨセミテ国立公園で4人がウイルスに感染 2人死亡 

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ヨセミテ国立公園のキャンプ場

ヨセミテ国立公園のキャンプ場

(CNN) 米カリフォルニア州のヨセミテ国立公園を訪れた観光客が重篤な肺の疾患などを引き起こす「ハンタウイルス」に感染し、死亡者も出ていた問題で、同公園は29日までに、新たに1人が死亡したほか、4人目と見られる感染者を確認したと発表した。これで今回の死者は2人となった。

同公園によると、4人の感染者はすべて6月中旬に同公園の人気スポット「カレービレッジ」に滞在していた。現在は施設は全て清掃されているという。同公園の管理者は6月から今月までに同施設を利用した客の特定を急ぐとともに、ハンタウイルスによる症状が表れた場合は、すぐに医療機関を受診するように呼びかけている。

公園管理者によると、ハンタウイルスは「ハンタウイルス心肺症候群」と呼ばれる疾患を引き起こし、死亡率は3人に1人に及ぶ。感染後の潜伏期間は1~6週間。初期症状は発熱、筋肉痛、疲れなどで、インフルエンザなどと混同されやすいという。

米疾病対策センター(CDC)によると、シロアシネズミなどのふん尿にウイルスが存在し、人に空気感染する。特定の治療法は確立されていないが、早期治療が重要だという。

ヨセミテ国立公園では、2000年と10年にそれぞれ1人のハンタウイルスの感染者が出ていた。

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