チェコの「骨の教会」――セドレツ納骨堂の内部を見る

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セドレツ大聖堂は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に指定されている/Courtesy Cathedral Sedlec

セドレツ大聖堂は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に指定されている/Courtesy Cathedral Sedlec

同責任者は「この場所が墓地に囲まれたカトリック教会だということを理解する必要がある。来訪者全員がこの事実を尊重しているとは言えない」と話す。

セドレツで育った住民も、一部観光客の敬意を欠いた態度にいら立ちを募らせている。

「私たちの家の墓はセドレツ全聖人教会の入り口前にある」「教会は亡くなった家族とのつながりを確認する場所。死者にとっては安息の場所だ。昔の死者ばかりではなく、最近亡くなった人も眠っている」

「観光客が関心を持ってくれるのはうれしいが、この点は理解してほしい」

住民と街の観光産業の双方にとってこの場所が重要であることは、現在行われている大規模改修からもうかがえる。

改修プロジェクトの期間は最大2年となる見込みで、すでに建物の内外で骨の修繕などの作業が進行中だ。ただ、改修中も一般開放は続いている。

プラハからクトナーホラへは鉄道で55分。列車は定期的に運行しており、当日限りの往復切符は8ドル相当となる。

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