ボーイング737を「独り占め」、機内には乗客1人だけ

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ボーイング737を「独り占め」にしたスキルマンタス・ストリマイティスさん/Skirmantas Strimaitis

ボーイング737を「独り占め」にしたスキルマンタス・ストリマイティスさん/Skirmantas Strimaitis

(CNN) リトアニア発イタリア行きのボーイング737型機でこのほど、男性客が思いがけず機内を「独り占め」する出来事があった。

男性はリトアニア人のスキルマンタス・ストリマイティスさん。リトアニアの首都ビリニュスからイタリアのベルガモに向かう便に乗り込んだところ、乗客は自分ひとりだった。

ボーイング737―800型機の定員は189人。他に搭乗していたのは操縦士2人と乗員5人だけだった。

ストリマイティスさんはチェックインの時から何かがおかしいと思っていた。クルーがお待ちしていますと言われ、時間に遅れていた訳でもなかったので理由を尋ねると、自分がただ1人の乗客であることを告げられた。

旅行業者のノバトゥラスはCNNトラベルの取材に、団体客用にベルガモ発ビリニュス行きの便をチャーターしていたと説明。帰りの便が空になる事態を避けるため、片道航空券を売り出したことを明らかにした。

機内は乗員のほうが多かった/Courtesy Skirmantas Strimaitis
機内は乗員のほうが多かった/Courtesy Skirmantas Strimaitis

しかし、この航空券を購入したのはストリマイティスさんだけで、「ユニークで現実とは思えない」経験につながった。

「最初は乗員も混乱している様子だった」とストリマイティスさん。「乗員にとっても新しい経験だったのかもしれない」と話している。

約2時間のフライト中にはガラガラの機内で「自撮り」し、その写真を共有した。

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