世界で人気の旅行先ベスト10 アジアの都市が席巻
(CNN) クレジットカード大手マスターカードがこのほど、今年の「世界渡航先ランキング」を発表した。首位は2年連続でロンドンが獲得した。
これは世界132都市を外国からの渡航者数(日帰りを除く)と渡航先での消費額をもとにランク付けしたものだ。
ランキングの報告書によれば、ロンドンと2位のバンコクには共通点がある。「旅行者にとって移動しやすく、英語さえ分かれば出歩くのに困らない」ところだ。それにどちらも食べ物や文化に恵まれ、歴史的な建造物にも事欠かない。
今回はトップ10の半数をアジアの都市が占めた。
報告書は「アジア太平洋地域では観光業界が好調で、域内各国の収入や新規雇用を強力に押し上げている」と指摘する。
ただし世界各地から観光客を集めたとは言いがたい。バンコク、シンガポール、クアラルンプールでは、渡航者の出発地の上位5都市すべてが同じアジア太平洋地域だった。
対照的にイスタンブールは、33カ国からの渡航者が全体の半数に上った。
一方、過去6年間にわたって渡航者数が最も大きく伸びた10都市のランキングでは、7都市がアジアに集中した。