名車の宝庫 ドイツの自動車博物館を訪ねる

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1961年製造のアウトウニオン1000SPコンバーチブル=ジェフ・ヒスコック氏提供

1961年製造のアウトウニオン1000SPコンバーチブル=ジェフ・ヒスコック氏提供

アウディは、エンジニアのアウグスト・ホルヒが1910年に設立したが、32年に、アウディ、ヴァンダラー、DKW、ホルヒの4社が、4つの銀色の輪からなるエンブレムの下に、アウトウニオン(自動車連合)を結成する。

アウディが本社のあるインゴルシュタットに設立したアウディ博物館には、ルマンで優勝したレーシングカーや、世界ラリー選手権(WRC)に優勝したクーペ型乗用車「クワトロ」、「ベビーサンダー」の愛称で呼ばれたアウトウニオン1000SPなどが展示されている。

同博物館の目玉の1つは、1937年に生産されたV型16気筒エンジン搭載のレーシングカー「アウトウニオン・タイプC・ストリームライン」だ。

実際に博物館に展示されているのは、1930年代に活躍したドイツのレーシングドライバー、ベルント・ローゼマイヤーが1937年10月にアウトバーン(フランクフルト~ダルムシュタット間)で時速400キロ以上を記録した時に乗っていたストリームラインを復元したものだ。公道で時速400キロが記録されたのは、この時が世界で初めてだった。しかし、ローゼマイヤーは翌38年、不運にも同じアウトバーンで最高速度記録に挑戦中に事故死した。

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