廃虚マニアが選んだ「ニッポンの名所」

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世界最大規模の立像の1つ、淡路島にある世界平和大観音は2006年に閉鎖された

世界最大規模の立像の1つ、淡路島にある世界平和大観音は2006年に閉鎖された

「かつては日本中に20~30のセックスに関する博物館があったが、大半は90年代以降に閉鎖された。インターネットに駆逐されたのではないかと思う」とザイデル氏は言う。

北海道にある博物館の廃虚でザイデル氏の印象に残っているのは、マネキンを的にした奇怪な射的と、交尾のポーズを取っている動物のはく製だ。「教育的な部分もないとは言えないけれど、すごく変わっている」と同氏は言う。

近年人気を集めているのが1961年に開業し、2006年に閉園した遊園地「奈良ドリームランド」の廃虚だ。

古びたジェットコースターのレールが荒れ果てた園内にそびえる風景は、廃虚の雰囲気が好きな人にはたまらなく魅力的。ただし侵入を試みる人が後を立たず、今では入り口に警備員が配置されている。

ところで廃墟巡りで危険はないのだろうか。

「私は慎重だからけがをしたことはないが、間違いなく危険はある」とザイデル氏は言う。廃虚の中は「さびたものだらけで(刺さってけがをすれば)破傷風になりかねない。鉄条網もあれば、軍関係のエリアには武器が残っている可能性もある。地雷が爆発するかも知れない」

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