米NYからボツワナまで 世界のホテル100選
(CNN) 最高級のもてなしが自慢の由緒あるホテルか、財布いらずで気ままに楽しめるリゾートか――。米旅行ガイド大手フォダーズはこのほど、「世界のホテル100選」のリストを発表した。
リストの発表は今回が2年目だ。世界各地のライター700人が、1年間に取材した計1万7000カ所のホテルの中から4000カ所をノミネート。この中から、編集デスクらが41カ国のホテル100軒を選んだ。
リストはいくつかの部門に分かれている。それぞれの部門から、フォダーズが選んだ代表例を1つずつ紹介する。
1.「新規オープン」部門 セントレジス・バルハーバー(米マイアミ)
この1年でオープンしたホテルの中でも、ここは特に大きな注目を集めた。優雅で華やかな雰囲気が高級志向の客層を引きつける。サウスビーチの繁華街から北へ15分ほど離れた場所にあり、地域随一とされるプライベートビーチや、バルハーバーに並ぶ一流店でのショッピングが満喫できる。
フォダーズ幹部のアラベラ・ボーウェン氏は、現代的なセンスの中にマイアミ風アールデコの伝統を取り入れた装飾も見ものだと指摘する。
2.「世界的建築」部門 フェアモント・ル・シャトーフロントナック(カナダ・ケベック)
セントローレンス川とケベック旧市街を見渡すこのホテルは、1800年代の終わりにカナダ太平洋鉄道の社主が建設して以来、ケベックだけでなくカナダ全体を代表する建物として評価されてきた。
歴史的な価値に加え、「おそらくカナダで一番よく写真を撮られるホテルでもある」と、ボーウェン氏は語る。「ここにはちょっとしたフランスの雰囲気がある。午後のティータイムを楽しんだり塔に上ってみたり、おとぎ話の世界を味わったりすることができる」という。