Apple Watch、再び米国への輸入禁止に

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アップルストアに展示された「AppleWatch」=米マンハッタン・グランドセントラル駅/Michael M. Santiago/Getty Images

アップルストアに展示された「AppleWatch」=米マンハッタン・グランドセントラル駅/Michael M. Santiago/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米アップルのスマートウォッチ「Apple Watch」に対する米国への輸入禁止命令をめぐり、米連邦控訴裁は17日、命令の一時的な差し止めを求めたアップルの申し立てを退けた。裁判書面によると、Apple Watchの輸入禁止は18日から再び発効する。

Apple Watchは米国際貿易委員会(ITC)の判断に基づき昨年12月に輸入禁止命令が発効された。アップルはこれを不服として上訴し、その間、禁止命令を一時的に差し止めるよう求めていた。ITCの輸入禁止命令は、他社の特許を侵害していると認定されたApple Watchの「Series 9」「Ultra 2」などの新モデルが対象となっている。

アップルは先月、上訴手続きが続く間の長期的な禁止命令の差し止めについて裁判所が判断を言い渡すまでの暫定的な措置として、禁止命令の差し止めを認められていた。しかし17日の判断を受け、上訴手続きが続く間は禁止命令が続くことになる。

ただし今月に入り米税関・国境警備局は、アップルが設計を変更したApple Watchの輸入を継続することを認めた。

設計を変更したApple Watchは、血中酸素濃度を測定するパルスオキシメーター機能を搭載しない。特許争いはこの機能が争点となっていた。

禁止命令の暫定的な差し止めは18日で終了し、アップルは上訴手続きが続く間、設計を変更したApple Watchを輸入するかどうかの判断を迫られる。

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