米スペースXのネット接続用端末、ウクライナに到着

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イーロン・マスク氏提供のネット接続用端末がウクライナに到着した/Maja Hitij/Getty Images

イーロン・マスク氏提供のネット接続用端末がウクライナに到着した/Maja Hitij/Getty Images

(CNN) 米宇宙企業スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者が提供を発表していた衛星インターネット接続サービス「スターリンク」用の端末が2月28日にウクライナに到着したことがわかった。

この端末は小さなアンテナで、ロシア侵攻のさ中に従来のインターネットサービスが遮断される可能性のあるウクライナの人々にとっての緊急対応策となりそうだ。

マスク氏は26日、ウクライナでスターリンクのサービス提供を開始したと明らかにしていた。ウクライナはロシア軍の侵攻を受けて停電やインターネットサービスの遮断を経験している。

ウクライナのフョードロフ副首相兼デジタル転換相はスターリンクの端末の画像をSNSで共有し、マスク氏に謝意を表明した。

マスク氏はこれに対し、「どういたしまして」と応じている。

スターリンクは人工衛星を利用したインターネット網で、高速のブロードバンドで地球を覆うことを目指している。スターリンクにより、インターネットへの信頼できるアクセスを依然として利用できていない数十億の人々に対してネット接続を提供できる可能性がある。スターリンクはまた、地上にインフラが設置されていない地域にもサービスを届けることが可能だ。しかし、人工衛星を使ったインターネットサービスは伝統的に、途切れがちで接続が遅いという見方が強い。

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