米、ロシア中銀のドル取引を禁止 外貨準備の利用を阻止

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ロシアのプーチン大統領/Alexey Nikolsky/Sputnik/Getty Images

ロシアのプーチン大統領/Alexey Nikolsky/Sputnik/Getty Images

(CNN) 米政府は2月28日、ロシア中央銀行との米ドル取引を禁止し、同国の外貨準備を事実上凍結する制裁措置を発表した。

ロシアのウクライナ侵攻に対する米欧の経済制裁で通貨ルーブルが急落するなか、同国が緊急の資金源として外貨準備に頼る道を閉ざすのが目的。ドイツ、フランス、英国、イタリア、カナダ、欧州連合(EU)なども協調する。

米ホワイトハウス当局者は「ロシアのプーチン大統領が外貨準備として抱える6300億ドル(約73兆円)の戦争資金は、ルーブルの防衛に使えなければ意味がない」と指摘。「きょうの制裁でそれは不可能になる。要塞(ようさい)ロシアは神話にすぎないことが露呈するだろう」と述べた。

米政権高官の1人は28日午前、記者団との電話会見で、政府の最上層部を含む関係各機関が数カ月前から準備を進めてきた制裁だと述べ、「用意はできていたので数日間で行動を起こすことができた」と強調した。

また別の高官は「われわれの戦略を端的に言えば、プーチン氏がウクライナ侵攻を前へ進めようとする限り、ロシア経済は必ず後退するという仕組みだ」と説明した。

ただしロシアとのエネルギー貿易への影響を抑えるため、この分野の取引の大半は制裁対象から除外する。

新たな制裁ではさらに、「ロシアの汚職の象徴」とされるロシア直接投資基金と、その総裁を務めるキリル・ドミトリエフ氏との取引も禁止された。

米当局者の1人は、米財務省がこれまでに科した経済制裁のなかでも特に相手国や資金の規模が大きく、同盟国から迅速な協力が得られたことが特徴だと述べた。

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