フェイスブックに暴力あおる投稿続く、監視団体が指摘

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フェイスブックに暴力をあおる投稿が続いているとして、監視団体が警告している/Seth Herald/AFP/Getty Images

フェイスブックに暴力をあおる投稿が続いているとして、監視団体が警告している/Seth Herald/AFP/Getty Images

(CNN Business) 20日に予定される米大統領就任式に向け、フェイスブック上で暴力をあおる投稿が続いていることが、IT業界監視団体の報告で明らかになった。

フェイスブックは6日に首都ワシントンで起きた議事堂乱入事件以降、武装グループのページを削除するなどの取り締まり強化を表明してきた。だが米監視団体「テック・トランスペアレンシー・プロジェクト(TPP)」によると、暴力的な投稿は事件後も続いている。

トランプ大統領を支持する非公開グループのある投稿は、就任式当日を中国の「天安門事件」にたとえていた。

「愛国者党」と名乗る公開ページには9日、「民兵を組織する必要がある」「戦争では銃が勝利をもたらす」「最高司令官が口を封じられたら、それは戦時を意味する」とのメッセージが投稿された。このページには1万2000人のメンバーが参加していた。

民兵に加わる方法を詳しく知りたいとの書き込みも複数みられた。

TPPはフェイスブック上のアカウントで極右系のグループに参加し、こうした投稿を見つけたという。

フェイスブックはCNNが問い合わせた後、天安門事件に関する投稿を削除した。報道担当者によれば、専門家チームを迎えて検討した結果、「危害を加える計画」の投稿を禁止した規定に反するとの判断を下したという。

愛国者党のページについては、すでに検出されていたとして18日までに削除した。

TPPは先週、フェイスブックが極右思想や民兵組織に関心を示したユーザー向けに、武装用品の広告表示を容認しているとも指摘。フェイスブック側はこれに対し、米国では武装用品の広告を少なくとも22日まで掲載しないと発表していた。

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