米人権団体のアカウントをズームが停止、天安門事件追悼のビデオ会議後
これを受けズームは、中国からの参加者が1人もいなかった1件を除く他の3件の会議について、ホスト用のアカウントを一時的に停止した。3件のうち2件は米国、1件は香港のアカウントで、現在は復帰した状態にあるとしている。
ズームはアカウントを停止したビデオ会議について「悪い影響を被り、重要な会話が途絶させられたことを遺憾に思う」としながらも、「ズームの力では各国の法律を変えることはできない。政府によっては言論の自由を認めないケースもある」と述べた。
アカウントを停止された前出の団体は、米国企業であるズームに対して憤りを表明。「独裁主義の政府と手を組んで、天安門事件の記憶を消し去ろうとたくらんでいる」と非難した。
中国外務省の報道官は11日の会見で、ビデオ会議のアカウント停止の件については関知しておらず、提供できる情報はないと述べた。