米マイクロソフト、OSなど売上高未達の見通し 新型ウイルスで

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米MSが新型ウイルスの影響により1~3月期の業績予測を下方修正した/Xinhua/Qin Lang/Getty Images

米MSが新型ウイルスの影響により1~3月期の業績予測を下方修正した/Xinhua/Qin Lang/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米マイクロソフトは26日、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」とタブレット型パソコン「サーフェス」の売上高について、先月発表した予想を達成できない見通しだと明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大によりサプライチェーン(供給網)に影響が出ているため。

マイクロソフトは先月29日、1~3月期の売上高予想を107億5000万~111億1500万ドル(約1兆1800億~1兆2300億円)と発表していた。この金額について同社は、ウィンドウズとサーフェスに予想を上回る影響が出たことから、もはや正確とは言い難いとしている。

マイクロソフトによると、ウィンドウズへの需要自体は力強いものの、供給網の回復が予想より遅れている。中国では春節(旧正月)の休暇中、メーカーが工場を閉じていたが、感染拡大を受けて閉鎖期間が延びた。一部の工場は再開しているものの、通常の操業体制に戻るには時間がかかるという。

マイクロソフトは「第3四半期予想の他の要素に変更はない」と説明。「この難しい時期において、従業員と顧客、提携先の健康と安全を確保すべく取り組んでいく」としている。

1週間前には米アップルも、「通常の状態に戻るのが予想より遅れている」ことを理由に、1~3月期の売上高予想が未達に終わるとの見通しを示していた。

米ウェドブッシュ証券の株式調査部門責任者、ダン・アイブス氏は今回の発表について「コロナウイルスがパソコン業界に影響を与えていることを露呈した形だ」と分析した。

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