スペースXの小型通信衛星、第2弾の60機を打ち上げ スターリンク計画の一環

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スペースX、通信衛星60機を打ち上げ

ニューヨーク(CNN Business) 米民間宇宙開発企業スペースXは米東部時間の11日午前9時56分(日本時間同日午後23時56分)、小型通信衛星60機を載せたロケット「ファルコン9」を打ち上げた。

スペースXが進める通信衛星網「スターリンク」計画の一環で、衛星打ち上げは今年5月に続く第2弾。来年はさらに24回の打ち上げが予定されている。

スターリンク計画は計1万機以上の小型衛星により、地球のどこからでもインターネット接続を可能にする構想。同社は最近、さらに衛星3万機を追加する許可を申請した。

第1弾で軌道に投入した60機のうち3機には不具合があり、地上と通信できなかった。自然落下を待つことになっているが、それまでには数年間かかる可能性がある。さらに2機は、退役後の回収に向けた実験のために帰還させた。

残りの衛星はすでに運用を開始している。スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は先月、スターリンクを通した初のツイートを発信した。

同社はスターリンクによるネット接続サービスを来年にも米国とカナダで開始し、20年には全世界に拡大したい構え。

ファルコン9は部分的に再利用が可能で、衛星打ち上げの費用を抑えられるのが強みだ。11日の打ち上げではロケット第1段の4回目の利用と、先端部分のカバー「フェアリング」の再利用に成功した。

スターリンク計画をめぐっては、天体観測への影響や衝突の危険性、宇宙ごみの問題などを懸念する声も上がっている。

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