アップル、iMac ProやSiri内蔵スピーカーを発表
サンノゼ(CNNMoney) 米アップルは5日、米カリフォルニア州サンノゼで年次世界開発者会議(WWDC)を開き、スマートスピーカー「HomePod(ホームポッド)」やデスクトップパソコン「iMac Pro」を発表した。
また新しい個人間送金サービスや、米ネット通販大手アマゾンの動画コンテンツをApple TVで配信する契約についても明らかにした。
HomePodはアマゾンや米検索大手グーグルのスマートスピーカーに対抗するもの。高さ7インチ(約17.8センチ)で、マイクの頭のような形状だ。色は白と黒の2色が入手可能で、値段は349ドル(約3万8000円)。
マイク6個を搭載しており、「ヘイ、Siri(アップルの音声アシスタント)」という掛け声がかかるのを常時待っている。音楽配信サービス「Apple Music」や音楽管理ソフト「iTunes」の既存ライブラリーと連携し、音楽やポッドキャストを流す。
Apple TVでは近く、アマゾンの動画配信アプリ「プライム・ビデオ」が利用可能になる見通し。アップルのクック最高経営責任者(CEO)はアマゾンとの提携をうれしく思うと表明した。今回の発表は、ストリーミング配信の分野で長年にわたり競合関係にあった両社の関係改善を示すものだ。
新型iMac Proは画面サイズ27インチで、色はマットグレー。アップルは史上最も強力なMacだとしている。値段は4999ドル(約55万円)から。
次期モバイル用基本ソフト(OS)「iOS11」には、メッセージアプリ「iMessage」を通じた個人間送金サービスを導入。決済サービス「Apple Pay」を使いチャットを通じて友人に送金できるようになる見込みだ。