サムスン、ノート7生産打ち切りで1兆円の売上減か

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生産中止となったサムスン電子の新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」=WFSB

生産中止となったサムスン電子の新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」=WFSB

香港(CNNMoney) 韓国のサムスン電子は11日、発火事故が続発した新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」の販売と生産を完全に打ち切る方針を明らかにした。これを受け市場では、同社が95億ドル(約9800億円)の売上減に見舞われるとの観測が出ている

サムスンは販売・生産の打ち切り発表に先立ち、ノート7の使用をただちに中止するようユーザーに要請していた。

ソウル市場では同社の株価が前日比8%安となり、失われた時価総額は170億ドルに達した。

アナリストらによると、ノート7を完全に切り捨てることによって売上高は95億ドルのマイナスとなり、51億ドルの利益が打ち消されると推定される。しかし問題を長引かせれば、損失はさらに拡大する恐れがあった。

米調査会社IDCのブライアン・マ氏は「痛みをともなう措置だが、大きな視野でみると悪い対応ではない。問題を隔離し、マイナスのイメージを特定の機種だけに限定することによって、サムソン製のスマホがすべて爆発するのではないかという不安を食い止められる」と話す。

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