人間と機械――繁栄の鍵は「協力」にあり

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米航空宇宙局(NASA)によれば、現在の携帯電話には、アポロ計画全体で使われたコンピューターの数倍の計算能力が備わっているという。しかも、今後も毎年のように強力になっていくのである。

コンピューターがこれほど強力になると、人間はどうなってしまうのだろうか。

両氏が同書で引き合いに出すのは、1997年にチェス世界王者を破ったIBMのコンピューター「ディープ・ブルー」の例だ。当時、もう人間では勝負にならないのでないかと悲観されたが、そんなことはなかった。

その後のトーナメントで人間とコンピューターが協力するようになると、最高性能のコンピューターにも対抗できることがわかったのである。2005年には、普通のノートパソコン1台を使うことで、チェス選手がスーパーコンピューターを破る快挙もあった。

人間とコンピューターが力を合わせるのが最も強力ということだ。

人間が活躍する余地はまだ残されている。コンピューターを使いつつ、人間ならではの創造性と洞察力を発揮することが、成功への鍵となるだろう。

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