ソーシャルメディアが人を「正直者」にする理由

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テクノロジーのせいでうそをつく習慣が広まったと結論付けるのは簡単だ。ところが実際は、インターネット技術が人を正直にさせていることを示す調査結果が多数ある。例えば米コーネル大学が実施した幾つかの調査でも、面と向かって話すより、電子メールの方が嘘が少ないという結果が出た。最もうそが多いのは、電話での会話だった。

交流サイト(SNS)の調査では、ビジネス向けSNS「リンクトイン」に掲載された履歴書は、従来型の紙の履歴書に比べて職務経歴やスキルについてのうそが少ないことが判明。別の調査でも、「フェイスブック」のプロフィールは人格が理想化されず、実際の人格が反映されている傾向があることが分かった。

偽りばかりと思われがちな出会い系サイトでさえも、確かに事実に反する部分はあるものの、大半はそれほど大きなうそではなかった。男性は身長や収入、学歴に関してちょっとしたうそをつき、女性は体重と容姿についてちょっとしたうそをつく。これはバーで男女が出会った時とほとんど変わらない。

インターネットはなぜ人を正直にするのか。最も重要な理由として、私たちは社会的進化の過程で驚くほど流動的な時代にいる。人類は5万~10万年前から言葉を交わすようになり、字を書くようになったのはわずか5000年前。しかも第2次世界大戦までは世界の人口の半分強は読み書きができなかった。つまり言葉とは口に出すそばから消えて行くものだった。

本稿はコーネル大学の准教授、ジェフリー・ハンコック氏による特別寄稿です。

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