10歳少年がネオナチの父親を射殺、「悪いこと」と知りながら 米国

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(CNN) ネオナチ集団のリーダーだった父親を射殺したとして殺人罪に問われた少年の審判で、カリフォルニア州の裁判所は14日、当時10歳だった少年が、間違ったことをしていると知りながら父親を殺害したと認定した。ただし、検察は父親がネオナチだったことが直接の動機ではなかったとみている。

当局によると、この少年(12)は2011年5月1日、自宅のソファで居眠りしていた父親(当時32歳)を殺害したとされる。ネットに掲載された情報によれば、父親はナチス・ドイツのヒトラーを崇拝するネオナチ集団の地域支部長だった。

当時現場に駆け付けた警察は、ソファの上で死亡している父親を発見。頭部には銃で撃たれた跡があった。家の中には10歳から生後2カ月まで5人の子どもがいて、そのうち3人は調べに対し、家のどこに銃があるかを知っていたと証言。最年長の子どもが両親のクローゼットの棚からリボルバーを持ち出し、眠っている父親を殺害したと自供した。

少年は警察の調べに対し、自分と母親を殴る父親に嫌気がさしたと話した。父親がネオナチだったことは直接の動機ではなかったと検察はみている。

少年審判は2012年10月から4カ月にわたって行われ、ジャン・レナード裁判官は、少年が悪いことと知っていながら殺人を犯したと認定した。処分は2月15日に言い渡される。

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