MSのウィンドウズ部門トップ、シノフスキー氏が辞任

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(CNNMoney) マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」部門の責任者で、スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)の後継候補としても有力視されていたスティーブン・シノフスキー氏が12日、突然辞任した。

シノフスキー氏は1989年にマイクロソフト入社。業務用ソフト「オフィス」、ウィンドウズと主力製品の開発を率い、ビル・ゲイツ前CEOのテクニカル・アドバイザーも務めた。特に、「ウィンドウズ・ビスタ」の不振を受けて「ウィンドウズ7」開発のかじ取りを任され、スケジュール通り発売にこぎつけて好評を博した手腕が高く評価された。

この3年間はマイクロソフトが社運をかけたとされる「ウィンドウズ8」と、同社初のタブレット端末「サーフェス」の開発を率いてきた。両製品ともまずまずの評価を受けたものの、ユーザーがなじみのないインターフェースを受け入れるかどうかを疑問視する声も上がっていた。

シノフスキー氏は10月末のウィンドウズ8発表会でも、辞任の可能性を感じさせるそぶりを見せていなかった。辞任のあいさつでは「マイクロソフトでの年月に受けた恩恵は数え切れない」と述べ、同僚らの「プロ意識と寛容さ」を称賛した。

一方バルマーCEOは、同氏の「長年の貢献に感謝する」と簡潔に述べた後、後任人事を発表した。ウィンドウズ部門のトップは、シノフスキー氏の補佐役を務めてきたジュリー・ラーソングリーン氏が引き継ぐ。同氏はウィンドウズ8開発のナンバー2として、記者会見やイベントにも登場していた。

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