米アップル、7.9インチの「iPadミニ」を発表
カリフォルニア州サンノゼ(CNN) 米アップルは23日午前(日本時間24日未明)、米カリフォルニア州サンノゼでのイベントで、多機能タブレット端末「iPad(アイパッド)」の小型版「iPad mini(ミニ)」を発表した。
iPadミニは厚さ7.2ミリ、重さ308グラム。画面は7.9インチと、アマゾンの「キンドル・ファイア」やグーグルの「ネクサス7」など他社の小型タブレット端末より1インチ近く大きい。縦横比は従来型iPadにそろえ、共通のアプリが使えるようになっている。解像度は1世代前のiPad2と同じで、最新型のiPadに採用されたRetina(レティーナ)ディスプレーは搭載されていない。
価格は、16GBでWiFiモデルの329ドルから、64GBでWiFi+Cellular(セルラー)モデルの659ドルまでと、最近発売されたキンドル・ファイアHDやネクサス7の199ドルに比べ、かなり高めに設定された。26日に予約受け付けを開始し、11月2日から発売する。
フィル・シラー上級副社長は「これまでにiPadの小型版を作ろうとした他社の試みは無残な失敗に終わっている」と断じ、iPadミニは「iPadをただ縮めただけではない、まったく新たなデザインだ」と強調した。
イベントでは同時に、従来型iPadにA6Xプロセッサーなどを搭載した第4世代モデルをはじめ、ノートパソコン「MacBook Pro(マックブック・プロ)」13インチモデルのRetinaディスプレー搭載、薄型軽量化モデル、デスクトップパソコン「iMac(アイマック)」の新型モデルも発表された。