米俳優ジョージ・ウェントさん死去、76歳 ドラマ「チアーズ」のノーム役
(CNN) 米俳優でコメディアンのジョージ・ウェントさんが亡くなった。76歳だった。遺族が明らかにした。ウェントさんは長く続いたコメディードラマ「チアーズ」でノーム・ピーターソン役を演じ、多くの人に愛された。
遺族の代理人はCNNに寄せた声明で、「ジョージは家族思いで、彼を知る幸運に恵まれたすべての人から愛され、信頼される友人だった。彼は永遠に惜しまれるだろう」と述べた。
シカゴ出身のウェントさんは、1975年に即興劇団に入団し、俳優としてのキャリアをスタートさせた。
80年に退団した後は映画やテレビに活躍の場を広げ、テレビシリーズ「タクシー」や「アリス」などに出演。82年にチアーズのノーム役で大ブレークを果たした。
同シリーズは11シーズンにわたり放送。ウェントさんはビールをがぶ飲みする愛嬌(あいきょう)のあるノーム役を演じ、84年から89年にかけてエミー賞助演男優賞に6年連続でノミネートされた。

チア―ズでの一場面。左からリー・パールマンさん、ジョン・ラッツェンバーガーさん、ジョージ・ウェントさん/NBCUniversal/Getty Images
エンタメのオンラインデータベースIMDbによると、ウェントさんの最後の出演作は、2024年のジョディ・スウィーティンさん主演のテレビ映画「Love's Second Act」だった。