ハマス攻撃は「ユダヤ人に対する筆舌に尽くしがたい蛮行」 スピルバーグ監督

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スティーブン・スピルバーグ氏=4月、米ニューヨーク市/Jemal Countess/Getty Images

スティーブン・スピルバーグ氏=4月、米ニューヨーク市/Jemal Countess/Getty Images

(CNN) 映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏が、10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃について、公式コメントを発表した。

スピルバーグ氏は、米ショア財団が今月1日に発表した特集の中で、ハマスの攻撃に言及している。同財団は、ホロコースト生存者・目撃者の証言を記録するためスピルバーグ氏が1994年に設立した。

「私が生きている間に、ユダヤ人に対するこれほど筆舌に尽くしがたい蛮行を目にするとは想像もしなかった」とスピルバーグ氏は述べている。

同財団は、ホロコースト後の反ユダヤ主義を記録するプロジェクトの一環として、10月7日の攻撃の生存者の証言や記録の収集も行っている。

スピルバーグ氏はこのプロジェクトについて「生存者の声を、反ユダヤ主義や憎悪の危険な台頭に対抗する強力なツールとするための取り組み」と位置付け、「反ユダヤ主義や、あらゆる種類の憎悪のない世界を目指し、歴史を記録する取り組み」と紹介。「そうした取り組みにおいて我々は結束し、断固たる姿勢を貫かなければならない」と訴えている。

スピルバーグ氏は、93年のアカデミー賞受賞映画「シンドラーのリスト」の監督を務めた。同作品はホロコーストの間にユダヤ人1000人以上の命を救ったオスカー・シンドラーの実話に基づいている。

財団の設立は、スピルバーグ氏がこの映画の撮影現場を訪れたホロコースト生存者と会ったことがきっかけだった。同財団はカンボジアやルワンダなどの国で起きた大量虐殺についても記録している。

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