「私は生きている」 米テレビ出演者死亡の偽情報、一部メディアが訃報伝える

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「バチェロレッテ」に出演したジョシュ・セイターさんの偽の訃報に対し、自らのインスタグラムアカウントに「元気です」と投稿した/From Josh Seiter/Instagram

「バチェロレッテ」に出演したジョシュ・セイターさんの偽の訃報に対し、自らのインスタグラムアカウントに「元気です」と投稿した/From Josh Seiter/Instagram

(CNN) 米ABCテレビの婚活サバイバル番組「バチェロレッテ」に出演していたジョシュ・セイターさんが29日、「見ての通り、私は生きていて元気です」と発表する動画を自身のインスタグラムに投稿した。この前日の28日、本人のアカウントに虚偽の訃報(ふほう)が掲載され、これを引用して複数のメディアがセイターさん死去と伝えていた。

動画の中でセイターさんは、自身のアカウントがハッキングされ、過去24時間はアカウントを取り戻そうと必死になっていたと訴えた。

29日にCNNの電話取材に応じたセイターさんは、「ハッキングされてあんなものが投稿された。いかにも本物らしく見せかけてあったけれど、本当に人々の反応を誘って荒らそうとしていた。私はひどく動揺した」と振り返った。

セイターさん本人のインスタグラムに掲載された虚偽投稿は、「ジョシュア急逝の悲報をお伝えします。ジョシュアはますます暗くなっていく世界の中で、とてつもなく明るい一筋の光でした」という内容だった。これを受けて複数のメディアは、セイターさんが36歳で死去したと伝えていた。問題の投稿は既に削除されている。

この投稿には、心の健康の問題で苦しむ人のためのサポート情報も記載されていた。これはセイターさんがSNSで発信を続けてきたテーマだった。

動画の中でセイターさんは、「誰かが残酷な冗談をもて遊び、私の心の病気と、うつや自殺未遂も経た私の苦しみをからかった」と語っている。

アカウントが乗っ取られたという主張が本当かどうか疑う人もいるかもしれないというCNNの質問に対しては、「策略か何かだと思いたければそう思えばいい。でも私は関与していない。私は被害者だ」と強調した。

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