更衣室とシャワー室で裸は禁止、ライフセービングクラブの規定で物議 豪

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オーストラリアのライフセービングクラブが、シャワールームと更衣室で裸になることを禁じた規定を利用者に通達した/Terrigal Surf Life Saving Club/Facebook

オーストラリアのライフセービングクラブが、シャワールームと更衣室で裸になることを禁じた規定を利用者に通達した/Terrigal Surf Life Saving Club/Facebook

(CNN) オーストラリアのライフセービングクラブが、シャワールームと更衣室で裸になることを禁じた規定をめぐって論議を巻き起こしている。

裸を禁止したのはニューサウスウェールズ(NSW)州テリガルのサーフライフセービングクラブ。朝の海水浴の後、いつもこの更衣室を利用していたというナダ・パントルさんは、同クラブの規定違反について警告する書簡を受け取った。

同クラブは、利用者に対して「シャワーは水着を着けて、着替えはタオルを体に巻いて」と呼びかける掲示を張り出している。別の利用者は英BBCの取材に対し、この掲示は恐らく3カ月前からあったと話している。

パントルさんが受け取った書簡には「子どもの安全ポリシーに従い、裸は容認されないと会員に勧告しています」と記載され、「あなたにはルールに従う責任があります。このルールを無視し続ければ、除名処分を含む懲罰の対象となります」と通告していた。

パントルさんはこの方針に反対する立場から、「更衣室は着替えるための場所」とCNN提携局の9ニュースに語っている。

別の会員のウェンディ・ファーリーさんもこの新方針について、他人の体形を批判するボディーシェイミングを助長しかねないと述べ、「ひどいと思う。一歩後退であり、若い女性にとって良くないと思う」と批判した。

パントルさんは書簡を受け取って不安になり、クラブを退会したと話す。

サーフライフセービング・オーストラリアは子どもの安全ポリシーの中で、会員が子どもたちのグループを引率しながら同時にシャワーを浴びたり着替えたりすることを禁止している。

サーフライフセービングNSWのジョン・ハークネスさんは7ニュースの取材に対して「年少会員に気を配り、子どもを守る必要がある」と強調した。

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