28歳のラップ歌手が急死、舞台で倒れる映像がSNSに 南ア

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ラップ歌手コスタ・ティッチ(本名コンスタンティノス・ツォバノグロウ)さんが公演中にステージ上で倒れ、その後死亡した/Oupa Bopape/Gallo Images/Getty Images

ラップ歌手コスタ・ティッチ(本名コンスタンティノス・ツォバノグロウ)さんが公演中にステージ上で倒れ、その後死亡した/Oupa Bopape/Gallo Images/Getty Images

ケニア・ナイロビ(CNN) 南アフリカのラップ歌手コスタ・ティッチ(本名コンスタンティノス・ツォバノグロウ)さんが、音楽フェスティバルで公演中にステージ上で突然倒れ、数時間後に死亡した。28歳だった。家族がインスタグラムへの投稿で明らかにした。

SNSに出回った映像には、ティッチさんと思われる人物がステージの上で転び、隣にいた人に引き起こされる姿が映っている。ティッチさんは立ち上がった数秒後、再び倒れた様子だった。

「あまりにもつらいことですが、今は彼が亡くなったことを認めなければなりません。救急隊の皆さん、最後の数時間、付き添ってくれた皆さんに感謝します」。遺族はインスタグラムにそう記した。死因には言及していない。

フェスティバルの主催団体は、「南アフリカのアマピアノ界の中でも素晴らしい存在だった。才能あふれるラッパー、ダンサー、シンガー、作曲家であり、フェスティバルに協力してくれた友人だった」とティッチさんをしのんだ。

ティッチさんは南アフリカで熱狂を巻き起こしていたアマピアノの最大のスターの一人だった。アマピアノはベースのログドラムとメロウなピアノのメロディーを特徴とするディープなハウスミュージック。ティッチさんのラップスタイルは、南アフリカの文化とスタイル、先住民の言語と、米アトランタのヒップホップに由来するトラップミュージックのようなラップのサブジャンルを組み合わせていた。

ティッチさんは南アフリカ北東部のネルスプロイト出身で、ラップ歌手になる前からダンサーとして成功を収め、「TikTok(ティックトック)」で「Big Flexa」をヒットさせてアフリカ全土でスター的存在になった。最近ではセネガル系米国人のエイコンさんが創業した音楽レーベルと組んでいた。

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